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山岳テントはエスパースデュオアルティメイトが最強なのでは!?

登山を始めると段々と山に泊まることに興味が出てきますよね。日帰りでは行けなかったところまで行動範囲が広がったり、自然の深いところで見る星空、標高の高いところで見る夕日や朝日等、山に宿泊するからこそできる経験がいっぱいあります。
山に泊まるとなると山小屋かテント泊ということになると思いますが今回は山岳テントのご紹介です。山岳テントも色々あって初めて買うときは悩みますよね。逆に悩むのが大変だから定番のステラリッジを選ぶ方が大半ということなのかもしれません。
自分の持っているテントや友人保有のもの、また登山したときに周りの登山者の方に見せてもらったテントから、僕はエスパースデュオアルティメイトが良いと思っているのでその特徴等をご紹介します。ぜひ気に良いっていただけると嬉しいです。


北岳の山頂付近、北岳山荘のテント場から富士山を望む。ここから見る夕日や朝日は最高でした。テント泊の醍醐味ですよね。


山岳テントで重要視する点はどこ?

普段キャンプに行くときは見た目のかっこよさやオシャレな感じを重視する方が多いと思いますが、山岳テントとなると選ぶポイントが変わってきます。自然と向き合うことになりますし、悪天候時は生死に関わりますからね。

山岳テント選びの3つのポイント

僕がテントを選ぶときは以下をポイントに比較して、購入するテントを決めています。

  1. 耐風性:稜線等での強風下においても耐えうる耐風性を持っているか
  2. 居住性:テントの中でも快適に過ごせるか
  3. 重さ :自分の体力に合った重量か

かっこよさよりもまず自分の身を守る山での住まいとなりますので耐風性は絶対です。最近ULテントも流行っていますが、強風下での具体的なイメージが湧いていないのであればやめておいた方が良いです。僕はまだ山でのテント泊は20泊くらいですが、それでもULテントが倒壊している場面は何度も目撃しています。強風時って雨降っていることもあるので本当に悲惨です。

テントを選ぶ際の居住性と重さはトレードオフだと思っています。キャンプと比べると登山はテント内で過ごす時間が結構長いです。テント場に着くのが15時くらいだとして、雨が降ってきたり強風等で寒いときは20時くらいまでの5時間ずっとテント内で過ごすってことも多いので居住性が良いに越したことはありません
ただ一方でテント場で寝るときしか使わないのだから居住性よりも持ち歩く時の軽さが大事だという考え方もありです。どこに重きを置くかの違いですね。僕は300gくらいの違いであれば快適なテントが良いなぁと思っています。持ち歩きでいえばテント以外の軽量化を考えれば良いですしね。

最初は選ぶのをやめておいた方が良いテント

後悔をしないテント選びのためにも、初めて山岳テントを購入する場合は以下のようなテントはやめておいた方が良いです。

インナーがメッシュ型のテント
海外製のテントに多いです。MSRとかかっこいいですけど基本的にこちら該当します。
テント購入を考えている方は、きっと山の上で1泊して山頂で朝日を見たいとか考えていると思うのですけど、山の上のテント場は基本寒くて風が強いので、メッシュだと真夏でも寒く感じる時があります。

ULテントやツエルト等非自立型テント
ULテントは耐風性の観点からやめておいた方が良いです。ベテランで使っているからはリスクを理解した上で使っている方がほとんどです。強風時だとテント倒壊が怖くて寝られませんよ。風の影響を受けにくいところに張る等のノウハウや状況判断が必要になります。
非自立型も基本的には同様です。ローカスギアとか流行ってますしかっこいいですけど、それなりの経験や覚悟が必要です。

僕が選ぶ山岳テントはこういうテント

上記を踏まえて、僕が山岳テントを選ぶときは以下を重視して選んでいます。
あ、選ぶ際に入口が短辺側か長辺側のどちらが良いかっていう観点もありますね。好みにもよると思いますが僕は断然長辺に入口派です。奥の荷物も靴を脱がずに取れますし、「長辺側だと、寝ていて奥の人が出るときに手前の人をまたぐ必要がある」って意見もありますけど、僕はソロ使用なので。

  • 自立型で耐風性が強い。
  • テント内の時間が長くなってもストレスを感じない居住性がある。入口は長辺側。
  • 重さは1,200g〜1,500gくらいで。ビール1缶くらい差であれば許容範囲内なので居住性重視。

タイトルにエスパースデュオアルティメイトが最強と書きましたが、この価値観において最強だと思っています。

山岳テントの比較候補

UL系や非自立型を除くと、山岳テントはそこまで種類も多くなく、主に以下に大別できると思います。

  • 自立型(入口長辺) :エスパースデュオ、トレックライズ、ダンロップVS、カミナドーム、等
  • 自立型(入口短辺) :ステラリッジ、エアライズ、等
  • 前室快適型   :ドマドーム、オニドーム、ソウロ、等

今回は自立型(入口長辺)内での比較をしながら、エスパースデュオアルティメイトの特徴を紹介していきたいと思います。
各テントの基本スペック・価格は以下となります。

エスパースデュオ トレックライズ1 ダンロップVS20 カミナドーム2
サイズ 210×130×115cm 210×110×105cm 205×120×100cm 212×130×105cm
収納サイズ 31×φ13cm 30×φ14cm 25×φ15cm 27×17×8cm
重さ(本体) 1,550g 1,460g 1,660g 1,310g
特記事項 後室あり シーム処理は自分で 吊り下げ式 収納が箱型
価格 66,000円 42,200円 39,000円 68,200円

エスパースデュオアルティメイトはここがすごい!

それでは具体的にエスパースデュオアルティメイトのすごいところをご紹介していきます。

特徴1:十分すぎる居住性

同じソロ/デュオ用の山岳テントの中で圧倒的に居住性が良いです。特筆すべきは高さの確保で、他のテントよりも10cmも高さがあります。たかが10cmと思うかもしれませんが、高さが違うと感覚的な広さの感じ方が全然違ってきます。この10cmの違いでまさに圧倒的な居住性の良さを実現しています。
テント内での快適性を重視するならもうこれ一択といってもいいくらい、他のテントとの違いは大きいです。

特徴2:後室があると何かと便利

公式ページでも全然アピールしていないのですが、他のテントとの仕様としての大きな違いとして、エスパースデュオのみちょっとした後室があります。
登山だと狭いテントの前室で煮炊き等の食事の準備をすることになります(自己責任で)。なるべくスペースを確保したいですし、登山靴の真横にご飯というのも気になったりするので、テントに入ったら使わない登山靴等を後室にしまうことで、前室やテント内スペースを広く有効活用できます。これは本当に便利。

特徴3:夏でも快適な通気性を確保

後室があることの副次効果で、前室・後室部分ともにメッシュにすることができるので、真夏のような暑い日でも空気の流れを作り快適に過ごすことができます。
山岳テントは結構空気がこもりがちな構造のテントが多いので、これもエスパースデュオの大きな特徴だと思います。

特徴4:雪山登山も可能なオプション

こちらはエスパースデュオだけの特徴というわけではないですが、スノーフライもオプションであるので、雪山チャレンジもこのテントで戦えます。

特徴5:テント場で分かりやすい

テント泊する方が使っているテントって、僕の感覚だとモンベルのステラリッジが4割くらい、アライのエアライズ/トレックライズが3割くらいで、あとはバラバラって感じでして、エスパースってそんなに多くないんですよね。結構高校生の登山部とかでは選ばれているようなのですが、ソロ/デュオ用の山岳テントだとそんなに多くないです。
なので、人とは少し違うものが良かったり、テント場で迷子にならないというメリットもあります。


(2021/2/28 追記)
実際のエスパースデュオの写真付き紹介記事を作成しました。良ければこちらもご参考にしてください!
beerandcamp.hatenablog.com

エスパースデュオアルティメイトのここが残念!

僕が持っているのはアルティメイトになる前の旧モデルでして色々不満点もあるので書こうと思っていましたが、旧モデルでの不満がかなりアルティメイトになって改善されていました。(山で見せてもらったりして実物確認済み)
なのでアルティメイトへの不満ってほとんどなくなっていて、何を書こうかといったところなのですが、旧モデルではここが不満だったという点も含めてご紹介してみます。

前面フライの開け方

フライを開けるときは、フライについているマジックテープを使ってテントの端に止めるのですが、巻いて止めるわけではなので綺麗に止まらないんですよね。少しブラブラしているというか。くるくる巻けるといいのになーとは使っていて思います。

f:id:beerandcamp:20200119195126j:plain

(参考)旧モデルの残念だったところ

僕の持っている旧モデルですと以下の点が不満でしたがアルティメイトでは改善されています。アルティメイト持っている方が羨ましいです。笑

  • 袋とじスリーブ仕様が改善された。ポールを刺すときにいちいちテントの反対に回る必要がないのが売りの袋とじスリーブなのに、旧モデルだときちんと刺さっているか反対に回る必要があった。
  • 入口のメッシュ部分が完全メッシュ化された。旧モデルななぜか上から3分の2までがメッシュという謎仕様でしたが、完全メッシュ化されて見た目も使い勝手も良くなりました。
  • エスパースといえはくすんだ緑色で、言葉を選ばすいうとかなりダサかったのですが、アルティメイトになって、今っぽい感じになって良かったです。NEMOっぽいですよね。

ライバル?カミナドームとの比較

比較表を見た際に気がついた方もいると思うのですけど、山岳テントって価格帯が大きく2つに分かれます。

  • 4万前後:トレックライズ、ダンロップVS、ステラリッジ、エアライズ、等
  • 6万前後:エスパースデュオ、カミナドーム、ドマドーム、TANI、等

少し高い価格帯の方がやはり+αの特徴を持っているので、せっかくなのでこだわりの1つを選ぶのであれば選択肢としておすすめですね。エスパースデュオとカミナドームは価格帯も似ているので僕ならこう選ぶって観点を少し書いてみます。

  • 居住性で選ぶならエスパースデュオアルティメイト
  • 少しでも軽く、積載スペースも小さくしたいならカミナドーム

もうこれしかないですね。僕は居住性重視派なのでエスパースですがどちらも良いテントだと思います。
細かい点として、今スリーブ式テントは袋とじスリーブが主流なのですが、カミナドームはまだ未採用のようですね。早い搭載が望まれます。

最後に

いかがでしたでしょうか。どのテントが最強かっていうのは使う方の価値観次第っていうところが大きいのが本音です。携帯性ならカミナドームが良いですし、コスパ最強だとまた別のテントになると思います。
ただ、テントって何度も買い換えるものでもないと思いますので、せっかくなら仕様面で一番良いと思うものを選択されてはいかがでしょうか。僕は居住性を重視してエスパースデュオを選びました。
どのテントも実績のある良いテントなので、どれも皆さんのテント泊登山ライフをサポートしてくれると思います。山に泊まるからこそできる経験や感動がいっぱいありますので、テント泊ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。皆さんのよき登山ライフを!!


今回ご紹介したテント


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